出水期を前に、岩手県一関市の北上川流域で排水ポンプ車による訓練が行われました。

これは出水期を前に豪雨などによる河川や貯水池の氾濫に備え、毎年この時期に行われています。
30日は岩手河川国道事務所の職員と、委託を受けた業者の合わせて15人が参加し、一関市弥栄地内にある北上川そばの排水樋門に貯められた水を、ポンプ車を使って排水する訓練が行われました。

このポンプ車は1分間に20トンの水を排出できる能力があり、25メートルプールをおよそ10分間で空にできるということです。

(岩手河川国道事務所一関出張所 髙橋誠所長)
「雨が降っている時は特に河川の増水が始まるので、川の近くにはできるだけよらないようにして、安全を確保していただきたい」

このポンプ車による訓練は午後も一関市内で行われる予定です。