青森県大鰐町にある新宅製材所が、2025年5月22日付で青森地裁弘前支部より破産開始決定を受けたことがわかりました。新宅製材所は去年6月に周辺の住宅を含め16棟を焼く火災の火元でした。負債総額は現在、調査中です。
新宅製材所は、1941年4月に創業し、ピークとなる1982年10月期には3億円弱の売上がありました。その後、同業他社との競争が激化していき、売り上げも1億円を下回り業績は低迷していました。
その中で、去年6月19日に新宅製材所を火元ととして周辺の住宅などを含め16棟を焼く火事が発生しました。製材所は火災のあと事業を停止していましたが、債務を清算するために破産申請しました。
社長と従業員は会社敷地内で、産業廃棄物の杉の皮をドラム缶に入れて燃やしたうえその場を離れ、火の粉などを燃え移らせ、焼損させたとして青森地検は2人を重過失失火と廃棄物処理法違反の罪で起訴しました。