私費で党費28万円を立て替え…堂故氏の関与は否定

氷見市支部では党員それぞれに担当の議員がいて、担当議員が年末に党費を回収し、支部を通じて県連に納める仕組みになっています。

薮田氏は、担当議員が不明なまま納付期限を迎えたため、私費で党費28万円を立て替えたと話します。

毛田キャスター
「私費で立て替えたということなんですけども相談を受けた支部には連絡してませんよね。立て替えたこと、なぜですか」

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏
「それは別に立て替えて、後でまた(党員から)もらえると思ってたので。はい。それはみんな。それ、一旦預かったものについては連絡普通しない。これはこうだ、これはこうだっていうのはしないと思うんですけど」

毛田キャスター
「でも支部から担当の議員がわからない党員がいるっていう相談を受けていて、一時的に立て替えた。そのことを支部に伝えないっておかしくないですか」

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏
「いや、それは。そんなことないと思いますけどね」

毛田キャスター
「支部は把握してないまま、こういった支払いになったと」

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏
「支部は知らないと思います」

薮田氏は当初、年明けに党費を回収するつもりでしたが、能登半島地震で自宅が被災し、党費の納付書を紛失したことから回収できなくなったと言います。

党費を肩代わりした時期は堂故議員の秘書でしたが――

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏
「秘書というか、その時はちょっと東京で、秘書の方が病気になられたので、手伝いに行ってくれないかと。1か月ぐらいで帰ってくるつもりだったんですよ。秘書という感覚も全くないし、その時も名刺は秘書っていう名刺じゃなくて、事務局員という形」

秘書の自覚はなかったという薮田氏。

堂故事務所によりますと、薮田氏は2023年11月ごろから堂故議員の私設秘書となっていて、それ以前は事務所の業務を手伝っていたということです。

毛田キャスター
「(党費肩代わりは)堂故さんにも黙ってやられてたと思うんですけど」

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏
「もちろんもちろん」

毛田キャスター
「なぜ黙ってやられたんですか」

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏
「いやそんな、特に相談するような話でもないし、回収できると思っていたんで」

毛田キャスター
「秘書の立場で支部の党費を立て替えることは問題だとは思わなかったですか」

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏
「党費、僕はだから秘書じゃなかったんですよ、その時は。感覚的には」

毛田キャスター
「そうおっしゃいますけども、一応もう形式上はもう秘書という扱いですよ」

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏
「それはそういうふうに言われるかもしれませんけれども、その時は自分では秘書の自覚は全くなくって」

あくまで秘書の自覚はなく、氷見市支部の前の支部長を務めていた責任感から党費を立て替えたとしました。

毛田キャスター
「支部から当然相談を受けているわけですから、執行部に回収しておいたらどうだっていうふうに言えばよかったんじゃないですか」

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏
「それは今になってそう思うんですけど、もうそういう時間的な余裕もなくって」

毛田キャスター
「あくまで堂故さんからの指示はなかった」

堂故参議院議員秘書 薮田栄治氏「それは、全くそう。もう自分自身も、そのいや、これどうしようかなとか一旦迷ったんですが、とりあえず払っとけば、何か、ここの皆さんの継続は一旦しのげるという思いで」

党費の肩代わりについて堂故議員の関与を否定しました。