29日も、福島県内では喜多方市や福島市で夏日となるなど、暑い日が続いています。こうした中、6月1日から、企業などに対し、熱中症対策が義務化されることとなりました。
29日も夏の暑さとなった県内。喜多方で28.4℃、福島で28.3℃など、7月並みの暑さとなりました。これからは、熱中症への対策が不可欠となってきますが…。
郡山市の工事現場。福島労働局が、熱中症への対策を確認しました。労働者の健康や安全を守る規則が改正され、6月1日から、事業者の熱中症対策が義務となります。この工事現場では、熱中症になった場合の対応手順を掲示し、迅速な初期対応ができるように準備しています。
厚労省によりますと、去年、全国の職場で熱中症になった人は、1195人と過去最多となり、そのうち30人が亡くなっています。亡くなった原因の多くは初期対応の遅れでした。
福島労働局・岡田直樹局長「こういったことを作業員の方に知らせることで、誰に連絡すればいいんだろうかとか、どこの病院にいけばいいんだろうかとかみんなわかるということで。初期対応の遅れを減らすためにこういったルールが新たに設けられたという形になります」
また、作業員の腕には、熱中症のリスクを検知する機械も取り付けています。
まもなく、夏本番。福島労働局では、事業者に対し、「改めて職場の熱中症対策を確認してほしい」と呼びかけています。
