いとうあさこがフィリピンで学んだ“生きること”の深い意味

6月には55歳を迎える。林に今後について尋ねられると「先のことはわからないじゃないですか。とにかく一所懸命生きるしかない」と返答。そういう思いに至ったエピソードも打ち明けた。
それは、フィリピン旅行で訪れたとある島でのこと。「島の人たちが祭りの準備をしていて、神聖な感じがして。今日何かあるんですか?って聞いたら、島のお嬢さんの結婚式があると。『こういうお祝いは結婚式と1歳の誕生日でやるんだ』と教えてもらって。その時に『1歳まで生きるってすごいことなんだ』って言われたことが胸に残って。そこから私は誕生日も新年の目標も“生きる”にしているんです」と明かした。そして、「生きる。それが一番難しいし大変。面白いしつらいものでもある。いろんな意味があるから、それでいいのかなって。“今”だなって思います」とも。
「嘘のない生き方」「とにかく一所懸命生きる」というシンプルだが力強い信念に加え、丁寧で正確な敬語を使い、誠実に言葉を紡ぐその姿も、見る者の心をとらえた。放送後には、視聴者から「いとうあさこさんの考え方、生きる姿勢、シンプルにすごくカッコいい」「ふとした言葉づかいに上品さがあって好き」「いとうあさこさんの言葉に共感しかなかった。年を重ねると、嘘つかなくていい相手としか会いたくないし、それが心地いい」といった共感の声が上がり、「マッチさんの『青春の1ページになれていたんだな』に照れまくるいとうあさこさんかわいい」の声も。なんとも“国民的愛されキャラ”らしい、好感度抜群の反響を呼んでいた。
このほか、“成人の日”記念の後撮りにまつわる感動エピソードや下積み芸人時代の過酷な日々など、
たっぷり語ったトーク全編がTVerで配信中。
(MBSテレビ「日曜日の初耳学」2025年5月25日放送より)
無料見逃し配信はTVerで2025年6月22日(日)まで
【いとうあさこ 編】 https://tver.jp/episodes/epp36j21o4?p=233