仙台に本社を置くアイリスオーヤマが購入した備蓄米が5月29日、宮城県亘理町の精米工場に運び込まれました。販売は6月2日からです。
亘理町にあるアイリスオーヤマの精米工場には、随意契約で購入した備蓄米の第一便が到着しました。

アイリスオーヤマは2022年産の備蓄米を1万トン購入していて、29日はこのうち12トンが届きました。

アイリスオーヤマ管理本部 田中伸生本部長:
「一日でも早くお客様の手に渡らせるため、スピーディーに会社全体で判断して進めた」

アイリスオーヤマが購入した備蓄米は29日午後から精米され、5キロ税込み2160円で販売されます。

店頭販売は仙台市のダイシン幸町店と千葉県と神奈川県のあわせて3店舗で6月2日から始まります。また、インターネットでの販売は5月29日午後1時から予約の受け付けが始まり、商品の発送は6月1日からの予定です。
県内ではほかに、石巻市の小売店「宮城商事」も2022年産の備蓄米10トンの随意契約を成立させました。来週中に石巻市と塩釜市の店舗で販売を始める予定だということです。担当者は「少しでも安いコメを提供したいと考え契約を申し込んだ」と話しています。