長野県内の民家で、保管されていたコメの盗難被害が3件発生していたことが分かりました。このうち、栄村では今月、民家の倉庫から玄米およそ330キロが盗まれました。県警では転売目的の可能性もあるとみて、窃盗事件として調べています。
県警によりますと、2月から4月ごろにかけて佐久市の空き家から30キロ入り5袋が盗まれたほか、4月には下伊那郡内の一般住宅から30キロ入りのコメ3袋が被害にあったということです。
さらに今月には、栄村の民家の倉庫から玄米11袋およそ330キロが盗まれました。
被害にあった男性(87):「まさか俺のところで、俺のコメが盗まれるとは思ってもみなかった」
盗まれたコメはいずれも袋詰めされていて、栄村と下伊那郡のケースでは、倉庫に鍵をかけていませんでした。
県警では、コメの価格が高騰している状況を受け、転売目的の可能性もあるとみて、窃盗事件として調べています。
さらに、今後も同じような被害が懸念されるとして、コメの置いてある物置や倉庫に鍵をかけることや防犯カメラを設置するなど防犯対策を行うよう注意を呼びかけています。