山形県はきょう、今年のさくらんぼの作柄調査の結果を公表しました。

収穫量は、不作だった去年よりは多いものの、平年よりは少ないということです。

県では毎年、さくらんぼの作柄調査を行い、収穫量の予測を立てたり、摘果作業を行う目安にしたりしています。

今年は今月23日に、県内の48の園地で「佐藤錦」と「紅秀峰」の生育状況を調べました。

きょう県が発表した調査結果によると、今年の予想収穫量は9,100トンから1万200トンで、不作だった去年に比べて多いものの、平年と比べると、7割から8割の水準だということです。



実の数が少なくなった要因は、4月の開花期に強風や雨の影響で昆虫の活動が鈍く、受粉が少なかったためとしています。

また、昨シーズンの収量の低下につながっためしべが割れて果実が二つに分かれる「双子果」は、平年よりは多いものの、去年よりは少ないとしています。