地域資源を生かした商品開発に取り組む愛媛県立内子高校の生徒たちが、地元の醸造会社を訪れ、味噌や醤油づくりについて学びました。

県立内子高校の生徒たちが訪れたのは、内子町で130年余りにわたり味噌や醤油などの製造や商品開発を手掛ける森文醸造です。

内子高校では毎年、地域資源を生かした商品開発を行っていて、今年は味噌作りに挑戦する予定です。

生徒たちは、森秀夫社長から海外への輸出が伸びている一方で担い手が不足していることや、味噌や醤油の種類などについて説明を受けました。

(森文醸造・森秀夫社長)
「薄口しょうゆは透けて見えますね、これは関西独特の醤油なんですよ。だいたい大阪から西が多いんですけれども、ただ関東は濃い口が多い、今でも濃い口が多い」

このあと、生徒たちは工場に移動。瓶詰めの工程や味噌をつめる機械などを紹介してもらいながら、味噌や醤油について学びました。

(内子高校の生徒)
「内子高校に通っているけど、地域のことをあまり知らなかったので、きょう知れてよかった」
「菌が入らないように工夫していたりしていたのを知ったので、私たちも森文さんたちがやっている工夫を取り入れて、上手に作りたい」

(森文醸造・森秀夫社長)
「若い人が発酵食品に興味を持ってもらえたらいいなと思って話をした。熱心に聞いてもらってよかった」

生徒たちが開発する味噌は、10月の文化祭で発表する予定です。