「コメの価格高騰」の影響は、青森市の名物にも及んでいます。
自分好みの海鮮丼を作ることができ、観光客に人気の「のっけ丼」は、原料費の値上がりで従来よりも200円の値上げとなりました。
青森市の青森魚菜センターには、平日にもかかわらず昼時には多くの人で賑わいを見せていました。
市川麻耶 キャスター
「これまではこちらのチケットは2000円でしたが、今月からは200円値上がりしました」
12枚つづりのチケットは4月までは2000円でしたが、価格は5月1日から1割値上がりしました。
訪れた客は、店舗を回りながら「チケット」と「刺身」を交換していき、追加で購入できる1枚あたりのチケットの価格も20円上がりました。
のっけ丼 工藤信孝 社長
「もしかしたら値上げしたら離れてしまう客もいると思って、ずっと我慢をしてきたんですけれども、やはり働く人が一番大変そうだったので、残念ながらあげることにしました」
チケット1枚と引き換えられるライスは150グラムです。県産米を使っていて、コメの価格高騰は打撃になるほか、醤油などの調味料や人件費も負担となり、コロナ禍に差し掛かった時以来、約5年ぶりの値上げとなりました。
利用客
「切り身も大きくていいですね。(値段は)なんでも上がっているから、いいと思います」
それでも利用客は手頃な価格とみていて、値上げにも理解を示しています。