◆反対の漁協組合員も……期限は迫る
組合員の中には、協定の見直しに反対している人もいます。
反対住民の会 古賀初次さん「昨日決まるとは、私も……びっくりして、歯がゆい思いが胸にこみ上げてきた」
協定の見直しを受けて、九州防衛局は「用地取得や関連自治体への説明など、丁寧に対応していく」と話しています。ただ、配備予定地には約260人の地権者がいて、用地買収が難航することも予想されます。協定の見直しを決めた文書の中で、有明海漁協は次のような但し書きを添えています。

「防衛省が、佐賀駐屯地の用地を取得できないことなどにより、佐賀空港への自衛隊の配備計画を断念したときには、この文書は効力を失う」
現在、千葉県の木更津駐屯地に暫定配備されているオスプレイは、2025年7月までの期限となっています。期限が迫る中、佐賀空港への配備計画は進むのか。今後の交渉の行方が注目されます。














