福岡県筑紫野市と太宰府市にまたがる人気の登山スポットの宝満山。絶好の山日和になった2日、登山道の入り口でどのような安全対策をとっているか聞きました。

4人組の女性「5~6人で登る。1人で行ってもし何かあったら。山は暗くなるのが早い、4時くらいには下りる」

夫婦「イレギュラーなことがあるので、けがしたとき用のもの、縛るもの、食べ物を入れている。事前準備はかなりしている。登山計画書を自分で作って持って行く」

中には、神戸から来たという登山を始めたばかりの人もいました。

登山歴1年の男性「YouTubeを見て登山を覚えた。大体1人で登る。GPSで電波を拾って、自分の位置が分かるアプリは持っている。行くとダメな道があって、それたと思ったら戻ってこれる。山の中では孤独になりがちだし、何かあったときにあそこでこんな人がいたとか。みなさん頭を下げたり、大きな声で『おす』って言ったりします」

◆“圏外地図アプリ”“登山計画”“蛍光色の服”

池尻キャスター:
「YAMAP」のように携帯の電波の圏外でも使えるアプリも出てきていて、実際に宝満山で使っているという方もいたそうです。


本田キャスター:
登山で危険な目にあわないようにするための注意点です。まず、自分の体力や技術に見合った山を選ぶこと。そして、事前に地図や登山ルートを見て登山計画を立てることも大切です。また、服装は原色や蛍光色など目立つものを選んだ方がいいそうです。

次に、道に迷ったりけがをしたりした場合、無理に動き回らず体力を温存することが大切です。携帯の電波が届く地点から動かずにいたことで、救助につながったケースもあるそうです。そのうえで、見つけてもらうために捜索ヘリに鏡で光を反射させたりカメラのフラッシュをたいたりするのも有効だということです。

宮脇キャスター:
九州の紅葉はこれから本番を迎えますが、その山の見どころだけでなく、どんな危険があるのかもあらかじめ知った上で、秋の登山を楽しんでもらいたいと思います。