2024年産の青森県産リンゴの収穫量は、2年連続で40万トンを下回り、過去3番目に少なくなったことがわかりました。

農林水産省がまとめた作物統計によりますと、2024年産の県産リンゴの収穫量は37万500トンで、前の年より3900トン少なくなりました。

都道府県別では青森県が全国1位で、全体の6割を占めています。ただ、現在の方法で統計をとり始めてから3番目に少なくなったうえ、初めて2年連続で40万トンを下回りました。

その要因を県は、2023年の記録的な猛暑で花芽の数が少なくなったことなどをあげています。

県は、今回の結果を深刻に受け止めているとしたうえで、“日本一の産地”を維持するために対策したいとしています。

2025年産はいまのところ十分な開花量が確保され、順調に経過していますが、雪害で収穫量は2万トン以上減るという試算も出されています。