陸奥湾の養殖ホタテの4回目の入札が行われ、1kgあたり492円と過去最高値を更新しました。
今シーズン4回目の入札では、県内22の漁協、支所が6月13日までに水揚げする予定の半成貝、約2365トンが取り引きされ、加工業者が落札しました。
その結果、5月9日に行われた3回目の入札に続き、4回目の入札でも過去最高値を更新して1kg当たり492円となりました。
高値だった2024年と比べて200円以上高くなり、前回と比べても17円の上げ幅となっています。
記録的な高値は、2023年・2024年の高い水温とエサ不足で稚貝が大量に死んだことで品薄が続いていることが影響しています。
県漁連はこの状況を踏まえ、半成貝の水揚げ量として当初見込んでいた1万5000トンに達するのは厳しい状況にあるとしています。
青森県漁連 二木春美 会長
「ある程度の価格で抑えてもらわなければ、漁業者も来年度大変になる。このままでいけばホタテ養殖をやれなくなる。なんとかホタテ再生に向けてがんばっていきたい」
養殖ホタテの次の入札は、6月13日に行われる予定です。