広島市安佐動物公園のマルミミゾウのメイが、早ければ8月にも国内初の出産を迎えます。今月21日、メイの妊娠の状態を調べるエコー検査があり、元気に動く赤ちゃんの様子が確認できました。
妊娠17か月となったマルミミゾウのメイです。赤ちゃんのお父さんはダイ。現在、世界で飼育されているマルミミゾウはわずか3頭で、そのうちの2頭がメイとダイです。

メイの出産予定は8月から10月。マルミミゾウの出産は国内で初めてとなります。
展示場は、生まれた赤ちゃんが安全に過ごせるよう、改修工事が進んでいます。

この日は月に1度のエコー検査です。獣医師やゾウの担当者が集まりました。
広島市安佐動物公園 ゾウ担当 栗原龍太さん
「(メイちゃんのご機嫌はどうですか?)全然大丈夫です。はい。(健康ですか?)そうですね、元気に過ごしています。(ナーバスになっている感じは?)そんな感じはないです」
メイを刺激しないように、わたしたちの撮影はここまで…。

エコーで正しく検査ができるよう、皮膚についた小石などを落としたらメイをゾウ舎に誘導します。
安佐動物公園 野田亜矢子 獣医師
「多分、頭かなっていうものと、前足かなっていうものが見えました。赤ちゃんがめちゃめちゃよく動いてくれていたので、元気なのだろうなというところです」