長野県内では、5月下旬に運動会を開催する小学校が多くなってきています。
24日の土曜日、長野市の通明小学校で行われた「校庭大運動会」。
「桐っ子一丸!みんなでやりきる最高の運動会を創ろう!」をスローガンに、およそ700人が紅白に分かれ熱戦を繰り広げました。

通明小学校のシンボル・桐の木は、この時期、紫色の花を咲かせます。
児童会長 土岐虎太くん:「さあ、桐の木に見守られている。桐っ子全員で最高の運動会をつくりましょう」
「スポーツの秋」という言葉もあるように、かつては9月~10月ごろに開かれていた運動会。
しかし、長野市では今年度、小学校52校のうち51校が5月下旬に、残る1校が10月に運動会を行います。

通明小学校も13年前から5月の開催となりました。
理由は「熱中症のリスク軽減」。
おとといは曇り空となり、最高気温は17度。時折雨も降り、少し肌寒い1日となりました。
初めての運動会となった1年生。
かけっこでは、懸命にゴールを目指し…、定番の玉入れは可愛らしいダンスを織り交ぜながら競いました。
このほか、4年生はソーラン節をリズムよく元気いっぱいに披露。

雨の心配があったため、休憩時間をなくして対応しましたが、親の世代よりも競技の数が減り、短時間で開催するようになっています。
6年生が披露したのは桐の木をテーマにした組体操。時には旗を振りながら、心を一つにして踊りました。

児童は:「たのしかったです、成功できてよかった」
児童会長 土岐虎太くん「自分の中でも全力出しきれてよかったです」
時代と共に変わる運動会事情。この週末も、にぎやかな声が校庭に響きそうです。