小泉農林水産大臣が「長野県は5キロ当たり2000円台」と発言し、波紋を呼んだコメの価格。26日は価格を下げるための「随意契約」の方法なども発表されましたが、県内の店舗の現状を調べてみました。

小泉農水大臣:「長野県の全農で販売しているコメがとうとう2900円、2000円台にのった、そういったことを私も聞いています」
先週、小泉農水大臣が就任直後にした発言。長野県の備蓄米の価格が「5キロ2000円台に下がった」との例を示しました。
こちらは長野市内のJA系列のスーパー「Aコープ」。
先月11日の発売当初からこの価格で販売しているということですが、表示価格は確かに税抜き5キロ・2990円です。それでは、県内のほかの店舗の備蓄米も2000円台なのでしょうか?

SBCが週末にスーパーなどで調べてみると、まず備蓄米があったのは5店舗のうち3店舗。
価格は、3080円~3580円と2000円台はありませんでした。
一方、従来のコメは、3800円台から4900円台までと、2000円台とは大きく離れた状況です。

こうした中、小泉大臣は26日、今後、価格を下げるために行う随意契約の方法を公表しました。
小泉農水大臣:「小売価格では5キロあたり2000円程度となる水準。早ければ6月上旬にも店頭に並べることができると考えている」
街の声はー。
消費者は:「5キロ2000円ぐらいだったら、もう罪悪感なく買えると思う」
コメの価格はどうなっていくのか、今後の動向に注目が集まります。