26日まで、福島県いわき市で開催された県高校陸上。男子5000メートルは、強豪の学法石川勢が圧巻の走りを見せ、表彰台を独占しました。
26日までいわき市で4日間開催された県高校陸上。男子5000メートルの注目は、学法石川の増子陽太(3年)と栗村凌(3年)のダブルエースです。インターハイを見据え、設定タイムを1キロ2分50秒ほどと、トータル14分10秒台の高校トップクラスのペースで臨みました。

レースは序盤、今年2月に行われた20歳以下のクロスカントリーの日本選手権で優勝を果たした栗村が先頭を引っ張ります。2000メートル通過後は、県高校記録保持者の増子がトップに立つと、栗村と学法石川のチームメイト・加藤が後ろにピタリとつく展開に。

残り1000メートルの時点で学法石川勢が独走態勢に入り、最後は、3人ほぼ同時にゴール。タイムは設定通りの14分13秒台ながら、余裕を持ったフィニッシュでした。
1位 栗村凌 14:13:70
2位 増子陽太 14:13:88
3位 加藤悠凌 14:13:98

栗村凌選手「(増子選手は)いつも練習している仲間ではあるが、絶対負けたくないライバルなのでインターハイでも負けたくない」
増子陽太選手「インターハイ優勝して、絶対にチームメイトの栗村には負けないようにがんばりたい」
この大会の上位6人が、インターハイ出場をかけて、6月、東北大会に挑みます。
そして、男子100メートルでも大記録が生まれました。日大東北高校の小針星砂(せいさ)選手が、県高校記録を29年ぶりに更新する10秒31で、優勝を果たしました。このほかにも大会新記録が生まれ、県内選手のインターハイでの活躍に注目が集まります。