食中毒を引き起こす “アニサキス”がいない!?
(百合本能隆 課長)「サバはアニサキスが食中毒とかで叫ばれるんですけど、アニサキスがいないところが、このサバの良いところです」

腹痛や嘔吐などの症状を引き起こすアニサキスは、サバがアニサキスを保有する別の魚介類を食べることなどで寄生しますが、この三重県の養殖サバがたべるエサは人工飼料のため、アニサキスが寄生する心配がないと言います。

ただ、養殖の過程で水中に酸素を送ったり、海水をくみ上げるための光熱費などがかかるため、値段は天然ものよりも高くなる見込みです。
( 百合本能隆 課長)
「販売価格はこれから相談して決めていきたいが、1キロあたり2000円~3000円で考えています」
現在、養殖サバは1匹180グラムほどに成長。今後250グラムまで成長すれば、ことし8月頃に地元飲食店を中心に出荷できそうだということです。

このように海の環境変化で様々な魚介類の不漁が続いています。新たな養殖方法の確立で水産業界に希望の光が差し込むといいのですが…。