後を絶たない「なりすまし詐欺」の被害を防ごうと、福島県郡山市の銀行のATMに音声で注意を呼びかける装置が取り付けられました。

「ボイスポリス」と名付けられたこの装置は、警察官の等身大パネルで、郡山市の東邦銀行にあるATMに置かれました。利用する人が近づくと…。

音声「そのATMでのお手続き、本当に大丈夫ですか?」

人感センサーで自動的に音声が流れます。26日は、音声を担当したFMふくしまの矢野真未アナウンサーなどが、利用客に最近の手口を示したチラシを配りました。

郡山警察署・齋藤恵生活安全課長「最近ATMを利用した還付金詐欺とか増えていますので、未然防止のために設置するように至りました」

今年、県内で発生したなりすまし詐欺の被害は64件、被害金額は4億円あまりと去年の同じ時期を大幅に上回っています。県警では、今後このボイスポリスを他の金融機関にも順次設置することにしています。