2020年7月の豪雨災害で亡くなった、ひとりの住民の遺族が熊本県と人吉市を訴えている裁判で、原告側は、河川整備などについて釈明を求めました。

この裁判は、2020年7月の豪雨で亡くなった、ひとりの住民の遺族が「亡くなった原因に、県の治水管理の瑕疵(かし)や人吉市の避難情報の伝達方法に過失があった」として、あわせて約3000万円の損害賠償を県と人吉市に求めているものです。

5月26日の弁論で、原告側は、県が管理する球磨川の支流・山田川や御溝川の河川管理の状況について、県に釈明を求めました。

また、人吉市に対しては、避難情報の伝達方法についての釈明を求めました。

2020年の豪雨災害の遺族が、熊本県や人吉市を訴える裁判は、今回が初めてです。