合唱で被爆者を追悼しようと広島市でレクイエム、鎮魂曲のコンサートが開かれました。
市民参加型の「レクイエム・プロジェクト」は、2008年に阪神・淡路大震災の被災地、神戸で始まりました。その後、戦争などの被害を受けた全国各地の都市に広がり、被爆地、広島での活動は13年続いています。

広島で活躍するプロの演奏家のオーケストラと合唱団のコラボで鎮魂の曲が会場に響きました。
被爆80年のことしは次の世代に願いを継承しようと、プログラムに初めて高校生の合唱が加わります。広島市内の高校の生徒が練習を重ねてきました。

広島女学院高校2年 小島由稟さん
「被爆についてこういうことがあったと直接言葉ではないが、歌詞で届けられてよかったと思う」

高校生たちは「これからも歌で平和を届けたい」と話していました。