北朝鮮の金正恩総書記が日本の朝鮮総連の結成70周年に合わせ、日本にいる同胞の北朝鮮訪問をさらに奨励していく考えを表明したと国営メディアが報じました。

25日付の朝鮮中央通信によりますと、金正恩総書記が日本の朝鮮総連に結成70周年に合わせた書簡を送り、日本にいる同胞の北朝鮮訪問は「愛国者として成長する不可欠な工程だ」とし、さらに奨励していく考えを表明しました。

北朝鮮国内の行事に母親や若者を招く方針だとしています。

また、「日本人との親交を深め、それぞれの活動に有利な環境を整えていかなくてはならない」と呼びかけています。

一方、「朝鮮人の根本を忘れずに、祖国と同胞社会に少しでも心を傾けてくれる同胞であれば、国籍にかかわらず偉大な国民の一員として守る」と述べ、韓国の出身者を同胞として受け入れる姿勢も明らかにしています。