アメリカ・トランプ政権の政策に自動車市場が大きな影響を受ける中、ホンダはアメリカでのハイブリッド車の増産と部品の現地調達の拡大で対応する戦略を打ち出しています。
ホンダが23日に公開したアメリカ・インディアナ州の工場ではアメリカ市場での主力モデルの「CR-V」などを中心に年間25万台ほどを生産しています。このうち、およそ6割を占めるハイブリッド車の比率を今後、さらに高めるということです。
ホンダインディアナ工場 清水大輔 工場長
「今後、北米ではさらにHEV(ハイブリッド車)のニーズが高まってくると考えていますので、HEVの生産量を上げていくというところに注力をして取り組んでいます」
こうした見通しの背景にはトランプ政権の政策が影響しています。
トランプ大統領はバイデン前政権が進めたEV=電気自動車の促進策を廃止するなどしていて、アメリカの消費者の間では日本メーカーの強みであるハイブリッド車の人気が高まっています。
また、ホンダは、トランプ政権が輸入自動車部品に対する関税措置を導入したことから、部品のアメリカ国内での調達を高める対応をとるということです。
現在、部品の76%がアメリカとカナダ、メキシコで製造されていて、その多くがアメリカ産だということですが、その比率をさらに高めることで関税措置の影響を下げたいとしています。
注目の記事
「開かずの扉」はなぜ開いたのか? 森友文書17万ページ“奇跡の開示”の舞台裏 石破前総理・加藤前財務大臣らが証言【報道の日2025】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

免許証には「12月28日まで有効」届いたハガキの更新期限は「1月5日」免許センターまで車で行くと違反?警察に聞いてみると…

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開









