西日本豪雨で被害を受けた被災地に新たな公園が整備されました。
呉市天応にある「天応西条公園」で行われた完成式には、新原市長や住民などが出席しました。天応地区は、7年前の西日本豪雨で土石流などが発生し12人が犠牲になりました。
砂防ダムの整備により以前の公園の代わりに呉市が再整備しました。一時避難場所の役割を持つ公園には、かまどが入ったベンチや防災トイレ、太陽光を利用した非常電源などが備えられています。

そのほか、災害の記憶を継承するモニュメントと被害状況を伝える説明板も設置されました。
近くの住民は「安心ですよね。今、色々と使い方を教えてくれているので誰でも使えるようになると」と期待しました。
天応まちづくり委員会の友井輝道委員長は「何かあれば避難する場所としては、できるだけ数多くあったほうがいいとは思います」と話しました。
まちづくり委員会では、これから避難訓練を実施するなど公園を有効に活用することにしています。