台風などの水害が多発する時期を前に、荒川の河川敷で、河川の氾濫や土砂災害などを想定した大規模な訓練が行われました。

ヘリコプターから川へと降りていく隊員。きょう午前、東京・北区の荒川河川敷で行われたのは、河川の氾濫や土砂災害などを想定した大規模な水害対策訓練です。

台風や集中豪雨などの水害が多発する時期を前に、東京消防庁と北区の職員、地域住民などおよそ570人が参加して行われました。

自力で避難することが難しい聴覚に障害のある人に、「にげてください」と大きな文字で書かれたボードを使いながら避難誘導する訓練も行われました。

東京消防庁の吉田義実消防総監は、「自治体や地域住民などと連携し、激甚化する自然災害への対応力をより一層強化していく」と述べました。