【電話3回、3日で結婚!?】

それもきっかけはSNSだった。

X(旧Twitter)に投稿した、ずいぶん前の岡崎さんとのデュエットカラオケ動画が思わぬ反響を呼んでしまい、慌てた ひし美さんは動画を掲載するにあたって事前の承諾を得なかったことを詫びるつもりだったという。

そこで岡崎さんから芦北町移住の話を聞いたひし美さんは「私も近くに住みたい」と言い出した。

【 味方の印(友達の印) 】敵意がないことを伝えるハンドサイン。両手の甲を相手に向け、指先が自身の側へ向くよう交互に指を組んだのち、下側から捻って掌を相手に向ける。 劇中では、アマゾン、岡村まさひこ、高坂教授などが使用しており、アマゾンとまさひこは友達となったのちも挨拶の際に使っていた。(仮面ライダーアマゾン用語辞典より)

「だったらウチに住めばいい」

岡崎さんは「ルームシェア」ぐらいの感覚で口にした言葉だったが、ひし美さんは「じゃあ結婚しよう」。その後、3日間にわたって ひし美さんからのアプローチは続いた。

「逆ナン(パ)です」ひし美さんは笑った。

【アカレンジャーも祝福】

岡崎さんはこれまでに結婚したことはない。

「家庭を持つ責任の重さ、それに耐えられると思わなかった」

最近、友人の俳優・誠直也さん(「秘密戦隊ゴレンジャー」アカレンジャー役)と酒席を囲んだ時も「独身をつらぬくつもり」と話したばかりだったということで、誠さんからは祝福されながらも「舌の根も乾かぬうちに!」とイジられたという。

岡崎さんが生まれて初めて記入する書類である

ひし美さんのアプローチにたじたじとなった岡崎さんは村枝さんに相談した。「いいじゃないですか!」と背中を押され、岡崎さんは決断した。それから時を置かず、冒頭のコメントがSNSに投稿されたという。

「驚きましたよ。知ったのはほぼネットでの発表と同時でした」と村枝さんは笑う。「でも、水害があった芦北町にとって明るいニュースにもなる。2人の移住はとても楽しみ」