大地震などでの被災地派遣に備えた島根県職員の研修会があり、23日は初めての炊き出し訓練を行いました。

島根県が開いた研修会は、被災地派遣職員制度に登録している県職員らを対象としたもので、今年は座学に加え、実践力向上を目指し避難所設営や炊き出しの訓練を初めて行いました。

長期保存できるアルファ化米を使い、状況が異なる想定で2種類のメニューを作り、備蓄物資がなくなる頃の被災3日目は、レトルトカレーとパックジュースです。

参加者
「被災地でも雪が降ったりするみたいなので。それに合わせた対応はして行かないと」

支援物資が届き始めた想定の7日目は、缶詰を混ぜたちらし寿司とフリーズドライの具の味噌汁です。

島根県栄養士会・名和田淸子会長
「生の野菜だったり果物だったり乳製品だったりとかいうものは、なかなか1週間っていう所では手に入らない」

能登半島地震被災地への派遣経験者
「(電気ガス使えない中)これだけのものが出来るのは逆に、これが出来れば良かったんだろうな。」
参加者
「7日たってこれだけのものがあるんだろうかってことも、ちょっと考えてしまいました。」

島根県防災危機管理課・世良敬一郎課長補佐
「被災者に寄り添った形での対応が非常に大事だなと。」

指導した県栄養士会では、ローリングストックなどでの備蓄が大切だと話していました。