宮崎県新富町の新田原基地所属の練習機が愛知県で墜落した事故で、航空自衛隊は行方が分からなくなっていた2人の隊員について、「死亡を確認した」と発表しました。
死亡が確認されたのは、新田原基地の第5航空団飛行群第305飛行隊に所属する井岡拓路1等空尉(31歳)と網谷奨太2等空尉(29歳)の2人です。
今月14日、2人が乗っていたT4練習機が愛知県のため池に墜落し、現場で見つかった体の一部を鑑定した結果、2人の死亡が確認されたということです。
隊員2人の死亡を受けて、新田原基地の大嶋善勝司令は「かけがえのない仲間を失ったことは痛恨の極み。この悲しみを2度と繰り返さないと固く誓い、これまで以上に使命感を持って訓練及び任務に全力を尽くす」とコメントしています。
また、基地のある新富町では悲しみが広がっています。
(新富町民)
「(飛行訓練を)毎日のように行っていたが、そうした中で飛行機が墜落したということは悲しい思い」
一方、両親が新田原基地に勤務する自衛官という女性は。
(新富町民)
「両親が自衛官で(亡くなった隊員が)両親の知り合いだったみたいで、面識はあったし、言葉も交わしたことがあったみたいで、毎回、こういう飛行機の事故があると、顔見知りが亡くなるのはきついものがあるみたい」
新田原基地では、事故発生からF15戦闘機の訓練を中止していましたが、22日から再開しています。
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