旧日本軍が首里城の地下に築いた第32軍司令部壕のVR体験会が首里城公園で開催されました。

▼熊本からの観光客
「この鉄骨は(当時の)そのままですよね」
「これは戦後崩落が激しいので補強するために入れたものです」
「あぁ」

この体験会は、沖縄戦で多くの住民の犠牲につながった「南部撤退」などの決定が下された第32軍司令部壕について戦後80年の節目に理解を深めてもらおうと、県などが主催したものです。

去年メディアに初公開された第2坑道と第3坑道を撮影した映像を駆使したVR体験会に、訪れた人たちは思わず声を上げ、没頭している様子でした。

▼神奈川からの観光客
「意外に狭いっていうか。これが司令部?という感じはちょっとしました」

▼熊本からの観光客
「狭いと思いました」
「直接そこの中に入れないけど、実際に見られるのはいいと思います」

県は第32軍司令部壕の保存・公開に向けた機運を高めるためにも、今後もVR体験会の開催を検討しています。