今年3月に完成した岡山市消防教育訓練センターで風水害を疑似体験できる施設がきょう(23日)、一般向けにオープンしました。地元の小学生たちがさっそく訪れ、災害について学びました。

(地元の小学生)
「やばいやばい待って、行けない」

岡山市南区の岡山市消防教育訓練センターです。

災害の疑似体験を通して防災意識を高めてもらおうという風水害体験エリアがきょう一般向けにオープンし、近くの小学校の児童が訪れました。

まず体験したのは、最大で、水深50センチ、秒速は最高2.5メートルになる中での流水歩行です。

(地元の小学生)
「キャー」

また、こちらでは送風機とスプリンクラーで再現された風速約20メートルの非常に強い風と1時間に100ミリ程度の猛烈な雨を体験し、その威力を学びました。

(体験した児童)
「本物の災害みたいですごかった。強い風や流れでなかなか進みにくかった」

「もっと装備を早くしてすぐ逃げられるようにしたいです」

(岡山市消防局柳本浩行消防司令長)
「実際に体験していただいて自分の命や家族の命を守る行動につなげてほしい」

このほか、施設には浸水した時のドアにかかる水圧を体験できる設備もあります。体験エリアはWEBでの完全予約制で岡山市以外の人も利用できるということです。