「着物マジシャン」の名前で活動する山口県下関市の男性が、リヤカーを引きながらユーラシア大陸1万キロを踏破しました。

日本時間の23日午後7時、冒険の旅を終え、目的地のフランス・パリに到着しました。

偉業を成し遂げたのは、着物マジシャンのジャックさんです。

ジャックさんはリヤカーでの日本縦断を果たしたあと、下関市で古民家を改修してゲストハウス「和村(なごむら)」をオープン。

旅と出会いを求める若者たちに向き合いました。

「インターネットで何でも知ることができる時代でも、自分の足で歩き、自分の目で見ることに価値がある」と冒険を決意。

去年1月に日本を出発し、2月1日ベトナムからユーラシア大陸横断の旅をスタートしました。

インドでは、気温50度に迫る猛暑のなか体調を崩し、数日間何も口にできないほどの病に冒されました。

イランでは、日本人と聞いて家に招くなどもてなしてくれる人たちにも出会い、世界のなかの日本を実感しました。



旅の途中では盗難に遭うことも暴力を受けることもありましたが、出発から478日、パリのエッフェル塔に到着。旅を終えました。

ジャックさんは、SNSの配信で応援してくれた人たちに感謝を述べるとともに「歩き続ければユーラシア大陸を横断できることを証明した」と締めくくりました。

ジャックさんは28日に帰国します。

帰国前の26日は、パリ在住の西村博之氏と面会するということです。

※画像はジャックさんのSNSより