存廃が議論されているJR芸備線について、中国運輸局は一部区間で増便し、その効果を検証する実証事業を、7月から実施すると発表しました。

近年の利用低迷に伴い、その存廃について議論されている芸備線再構築協議会の実務者による幹事会で決定しました。

中国運輸局によりますと、観光客などに向け、今年7月下旬から11月下旬にかけて土日祝日に、新見~備後落合間と備後落合~三次間で、1往復ずつ増便するということです。また、夕方の帰宅時間帯のダイヤ変更も検討しています。

実証事業では、あわせて駅周辺のにぎわいづくりに向けたイベントや、観光ツアーなども行うということです。

中国運輸局は、約3億8000万円の経済波及効果を見込んでいて、その結果をもとに、今後の議論に生かしていきたいとしています。