JR西日本金沢支社は22日、北陸新幹線の車両でブレーキ部品の一部が装着されていない状態で走行していたことを発表しました。

JR西日本金沢支社によりますと、21日午後10時ごろ白山総合車両所・敦賀支所で北陸新幹線で走行しいる「W7系」車両の点検中に係員が「ブレーキライニング」という列車を減速・停止させる部品1枚が装着されていないのを発見しました。
「ブレーキライニング」は重さ約7.4キロで、12両編成の車両に計208枚装着されていますが、1号車の先頭側の台車で1枚装着されていませんでした。

金沢支社によりますと、19日にブレーキライニングを交換したということで走行中に落下した可能性もあるとしていて、部品は見つかっていないということです。
このトラブルで乗客・乗務員にけがはありませんでした。

金沢支社は「心配をおかけして申し訳ない」と謝罪したうえで「より一層の確認を徹底していきます」とコメントしています。