広島県は22日、県内全域に伝染性紅斑の警報を出しました。両頬がリンゴの様に赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれます。

県によりますと、今月18日までの1週間に、定点の医療機関から報告された患者数が、広島市保健所の管内で警報の基準値となる2を超えたということです。小学校入学前後の子どもに多い疾患ですが、大人にもみられます。

症状は、10〜20日の潜伏期間の後、頬に赤い発疹が現れ、その後、手や足にも発疹が出ます。発疹が出る1週間ほど前に、微熱や風邪のような症状が見られ、この時期が最も感染力が強くなるといいます。

県は、予防方法として、手洗いやうがい、咳エチケットなどの一般的な対策を心がけるよう呼びかけています。