今月16日、高松市の男木島沖で発生した観光船の火災事故についてです。観光船を所有する会社にきょう(22日)午後、中国運輸局は立ち入り検査を行いました。

午後1時ごろ、中国運輸局の職員4人が倉敷市の六口丸海運に入りました。立ち入り検査は、今月16日、高松市の男木島沖で発生した六口丸海運が所有する観光船の火災事故を受けて行われたものです。乗客・乗員あわせて25人は全員救助され無事でしたが、船は沈没し、その後引き揚げられました。

中国運輸局によりますと、検査では運航管理の状況や事故が発生した際の対応などを確認したということです。

(中国運輸局海上安全環境部 田邉真久 次席運航労務管理官)
「書類でいろいろ内容を確認したんですけれど、持ち帰って精査した上で今後の対応を検討していく」

(六口丸海運 西原正博社長)
「私たちも全面的に協力させてもらいまして、調査に臨んでいこうと思っています」

今後、調査で違反が見つかれば行政処分の対象になるということです。