日本のアンデルセンと呼ばれる久留島武彦ゆかりの歴史あるオルガンが修復作業を終え、美しい音色を響かせました。

およそ140年前、明治時代に作られた足踏み式のオルガン。久留島武彦が命名した玖珠町初の保育園に、妻である岑子さんが贈ったものです。

オルガンは2007年に保育園が閉園した際、音の出ない状態で見つかり、地元の施設で保管されていました。久留島武彦生誕150年事業の一環として部品を交換するなどの修復作業を終えたオルガンは、時代を超え美しい音色を響かせました。

(久留島武彦記念館・キム・ソンヨン館長)「久留島先生の奥様の名前が残っている文化財で玖珠町にあるのがただ1つなんです。このオルガンを通して大分県民に豊かな明治の音を共有できたらいいと思います」

6月19日の生誕祭では一般向けのオルガン演奏が行われます。