政府による新たなガソリン補助金が22日から始まりました。一方で、補助金が店頭価格に反映されるまでには数週間程度かかる見通しです。

愛媛県松山市内のガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンを今月14日、一般価格で1リットル当たり177円、会員価格だと174円で販売しています。

新たな補助金制度はガソリン価格を段階的に押し下げ、最終的に定額で1リットルあたり10円引き下げるものです。

ただ、急激な価格変動を抑えるため、22日から1週間は、今週と比べて5円引き下がるよう補助されます。

(給油に訪れたドライバー)
「5円下がったら大きいですよね。ありがたいと思います」
「財布に優しくなってくるんでいいと思う」

しかし、全ての店が22日からすぐ安くなるわけではありません。

(ENEOS Dr.Drive CAMELLIA33店・山下大輔さん)
「値下げする前の在庫が残っているので、そちらをまず使用する形になりますので、店頭での価格はまだもう少し先になりそうです」

政府では補助金が店頭価格に反映されるまでに、数週間程度かかると説明していて、こちらでもはっきりした見通しは立っていないということです。

給油に訪れたドライバーは…
「あれっとはなりますよね。そういう告知があるんだったら、みんな数字を看板で見て判断すると思うので、ちょっと時差があるとやっぱり」
「なんかいつもこれ(補助制度)に左右されている感じを受ける。影響があるので、なるべくあんまり上がったり下がったりしないで、継続的にお願いできたらありがたいと思います」

一方、石油情報センターによりますと、県内のレギュラーガソリンの店頭小売価格は1リットルあたり185.5円と、原油価格の値下がりを受け、3週連続で下がっているということです。

物価高で生活への影響が続く中、消費者にとっては少しでも早い値下げが待たれます。