旬の味覚、ヤングコーンの出荷が最盛期となりました。
JA山梨みらいでは去年の売上高が3000万円と3年前の4倍に伸び、農家の収益向上に一役買っています。
「順調に生育しているので、去年よりいいものが採れると思う」

甲府市上今井町にある内藤和哉さんのトウモロコシ畑です。
こちらではブランド品種のミルフィーユが来月の出荷に向けて育っているところですが、今、旬を迎えているのが…。
JA山梨みらい トウモロコシ部会長 内藤和哉さん:
「こちらがヤングコーンとして出荷するもの。早めに採ることで一番上のトウモロコシがより大きくなる」
ヤングコーンは、食感の良さや強い甘み、調理の手軽さなどで年々、需要が高まっています。
JA山梨みらいでは3年前の2022年に本格的な出荷に乗り出しました。
去年の売上高はおよそ3000万円と当初のおよそ4倍に伸び、今年も去年を超える売り上げを見込んでいます。
内藤さん:
「畑に捨てていたが、無駄なく出荷できるのはうれしい」
かつては廃棄されていたヤングコーンが商品化に至った背景には3年前に使用する農薬の登録や出荷基準が整ったことなどがあり、JAは販路拡大やPRを通じて農家を後押しする考えです。
内藤さん:
「とても新鮮で柔らかくて料理にも使い勝手がいいので、多くの人に食べてほしい」
内藤さんの畑がある山城地区のヤングコーンは今月いっぱい出荷が続く見込みで、東京の大田市場で取り引きされるほか、JAの直売所などで販売されるということです。