ここ数年、急増しているのが、SNSを使った投資詐欺やロマンス詐欺です。その手口などについて知ってもらおうと、岡山県が生成AIを使った仮想体験ツールを導入しています。
(岡山県くらし安全安心課 馬場健史さん)
「ロマンス詐欺、投資詐欺はSNS型の詐欺なんですけれども、去年急増した比較的新しい手口ということで、被害が増えているのかなと」
岡山県くらし安全安心課の馬場さんは、詐欺の手口が、まだ、あまり知られていないことが、被害急増の背景にあるのではと話します。

SNSを通じて投資金の名目で金をだまし取る手口と、マッチングアプリなどで恋愛感情を抱かせ、架空の結婚資金などを要求するロマンス詐欺。ここ数年で被害が急増していて、岡山県の去年の認知件数は139件、被害額は約16億7620万円で、いずれも前の年の4倍以上となっています。こうした被害を防ごうと、岡山県が導入したのが…。
「これがまさに仮想体験ツールというものです」

去年、香川県警と民間企業が共同で開発したもので、生成AIが犯人役となり、SNSアプリ「LINE」でのやり取りを通して、詐欺の手口を学ぶことができます。