農水大臣交代でコメの価格はどうなる
この切実な問題に小泉氏はどう対応するのか。関係者によると、20日夜、“ある決意”を自民党の森山幹事長に電話で伝えていました。

小泉進次郎氏
「いま求められているのは農協に忖度しない判断ですよ」
自民党 森山幹事長
「分かっている。それでいい」
2015年、自民党の農林部会長に就任し、全国の農家を視察した小泉氏。農協の非効率な組織の改革などを訴えましたが、猛反発を受けた経緯があります。

――農協改革が失速したという声がある
自民党 小泉進次郎 農林部会長(2016年 当時)
「全ての評価は受け止める。今まで登ることがなかった山に踏み入れた。自分なりに一言で振り返ると、負けて勝つかなと」
再び難局に挑む小泉氏に対し、石破総理は備蓄米の放出先について入札を経ずに決める「随意契約」を新たに検討するよう指示しました。これを受け、小泉氏は21日夜、「来週の入札を一旦中止する」と発表。

小泉進次郎 新農水大臣
「来週に予定していた入札を一旦中止し、随意契約のもとで、どのような条件で売り渡しができるかなど、具体的な対応策を早急に整理するよう事務方に指示を出した。今回1回やめますけども、新たな随意契約の形でやった方が、私は国民の皆さんにより安く届けられると判断しました」
さらに事実上続いているとの指摘がある“減反政策”もやめると明言しました。

小泉進次郎 新農水大臣
「石破総理も思いを持っている、“もう減反をやめるんだ”と。作るなという農政ではなくて、意欲を持って作っていただいて、余った部分があるとしたら輸出をするんだと」
今後、コメの価格は下がるのか。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん
「随意契約をすればスピードアップする。価格も一時的に下がる可能性がある。地方では輸送費や人件費が相当上がっている。自民党の詳しい人たちの間で3700円くらいで止まってくれればいいと」