「コメを買ったことはない」などと発言した宮崎2区選出の江藤拓農林水産大臣が、21日朝、石破総理に辞表を提出し、受理されました。

同じ衆議院の宮崎県選出国会議員や自民党宮崎県連は、江藤大臣の辞任をどう受け止めているのでしょうか。

宮崎1区選出で、立憲民主党の渡辺創衆院議員は、政治家の言葉の重さを改めて実感したと話します。

(渡辺創衆議院議員)
「今の多くの国民の皆さんの感情を、逆撫でする形になっている。それは本当に残念な発言であったというふうに思います。様々な制度的な制約もある中で、江藤大臣が奮闘されていたことは間違いがないというふうに思っていますから、その結末が、こういう形での舌禍事件で、辞任になるというのはやはり国民の失望、政治への信頼ということを考えても大変厳しい状況だなというふうに思っている」

同じく自民党で、宮崎3区選出の古川禎久衆院議員は、残念の一言に尽きると述べました。

(古川禎久衆議院議員)
「江藤さんは、農林水産政策に並外れた情熱を注いできた方です。宮崎県の基幹産業である農業・畜産にとって本当に頼りになる存在であるだけに、今回の辞任は残念でなりません」

また、宮崎2区で江藤氏と戦った国民民主党の長友慎治衆院議員は。

(長友慎治衆議院議員)
「コメの価格高騰等にリーダーシップを発揮いただいて、対策に臨んでいた中で、こういう事態になったことは非常に残念だと受け止めています。地元に大臣がいるということも含めて心強かったが、本来であれば、しっかり農林水産大臣をもっと続けていただきたかったなというふうに思います」

一方、自民党県連の外山衛幹事長は、「農水大臣として力を発揮してもらいたかった。このような結果になったことは、残念であるが致し方ない」とコメントしています。