「危険な通学路」5年で4件の人身事故

現場周辺は、踏切による渋滞が発生しやすく見通しも悪いため福岡県や筑紫野市などが「危険な通学路」に指定していました。

福岡県 服部誠太郎 知事
「なかなか道路の拡幅とか歩道の設置が難しいということでカラーで通行帯を明示する安全対策をとっていた」

警察によりますと、事故現場付近の踏切から半径30メートル以内で、去年までの5年間に4件の人身事故が起きていたということです。

事故鑑定の専門家”事故が起きやすい構造”指摘

事故鑑定の専門家は、現場の道路について事故が起きやすい構造だと指摘します。

日本工学鑑定センター 嘉村英樹 工学鑑定士
「ここに轍ができているからアクセルを強く踏まないと進まない。道路が直角じゃなくて鋭角に曲がっているから早めにハンドルを踏切をわたっている途中でハンドルを切らなきゃいけない。踏切も定期的に下がるから心理的な焦りも生じる」

筑紫野市は、通学路の安全推進会議で今後の安全対策について検討を進めていく方針です。