「コメは買ったことがない」「売るほどある」と発言した江藤農水大臣への批判がやみません。20日の国会で「売るほどある」は“宮崎の方言”だと説明しましたが、その江藤大臣は政府・与党内で辞任論が強まっています。(5月20日「news23」午後11時すぎの放送より)

「SNS系を、朝明るくなるまで」 衆議院本会議では眠そうに…

街の人
「本当びっくりしてしまって。本当に私たち庶民とのこの感覚のずれ。こんなにもう本当にコメ買うのに私たちは1円でも安いところを巡り巡って探し歩いている状況で、ああいう発言ができるのかという心境がね」

国民の怒りを、江藤農林水産大臣はどう受け止めたのでしょうか?

江藤拓 農林水産大臣(20日午前9時半すぎ)
「(19日の)夜になって、YouTubeやSNS系を、朝明るくなるまでずっと見ました。

国民の皆様方がいかに憤慨されているのか、どれだけ怒っておられるのかを見ていて、大変自分にとってはきついものではありましたけど。しっかりと見た上で職務に励むべきだと思いましたので、明るくなるまでずっと見ておりました。これ余計なことですけど」

朝まで、自身に関するニュースなどを見ていたという江藤大臣。20日午後の衆議院本会議では睡眠不足がたたったのでしょうか、コクッとする場面も。一度は目を開けますが、再びコクッ。

また、19日に注意を受けた林官房長官と談笑する場面もありました。

問題となっているのは、18日の講演での発言です。

江藤拓 農林水産大臣(18日)
「私もコメは買ったことありません、正直言って。支援者の方々がたくさんコメをくださる。もうまさに売るほどあります、私の家の食品庫には」

コメ不足や価格の高騰で簡単に手に入らなくなったコメを「買ったことがない」「売るほどある」と話し、批判が集中。

さらに19日の釈明も、火に油を注ぎました。