
コロナ禍を除き、10年以上前からハロウィンイベントを行っていた北谷町のアメリカンビレッジでは、ハロウィーン仕様に店内を飾り付け、街をあげてイベントを盛り上げます。入居している115店舗が協力して仮装した子どもたちにお菓子を配るイベントを実施すると、
午後6時ごろから子どもたちはお気に入りの仮装に身を包み、少し恥ずかしそうに「トリックオアトリート」とお菓子を催促する様子が見られました。

店舗の従業員
「めちゃめちゃ熱気が戻ってきました。わくわくしますよ、人がいっぱいきて」
「最高です、超楽しい」
Qこの3年間と今日は違う?
「全然違います、開放感が違う」
友だちや家族とともに、小さなプリンセスやネズミの兄弟にゲームのキャラクターに扮した子どもたちがはしゃぐ声が街中に溢れていました。

一方で夜も深くなると、周辺道路が混雑するなど多くの若者が集まり始めました。
特にアメリカンビレッジはインスタなどいわゆるSNS映えする地域とされていて、ハロウィーン使用となった街並みを背景に仮装した若者たちが『映える』写真を撮影していきます。
人気海外ドラマの仮装をした人たち
「3年ぶりのハロウィンで気合入れようかなって感じで、雨だけどそれでも行きたいって気持ちが強かったので来ました」

映画の主人公の仮装をした女性
Q気合の入り方が違う?
「気合は入りました、とっても。やるしかないね、雨とか関係ないです」
「安全に楽しく3年ぶりです」
「めっちゃ楽しい!最高!」
子どもたちとは一味違う、本格的な仮装で注目を集めたり、独特な感性の装いをみせる人など久しぶりに街が活気づき、イベントの注目度の高さがうかがえました。
沖縄では朝からあいにくの雨となったハロウィーンでしたが、雨とライトアップが一段と街を幻想的に映し出し、沢山の人たちが久しぶりのハロウィーンナイトを楽しました。
【記者MEMO】
日本では1990年代後半に東京ディズニーランドで仮装イベントを開催したことがきっかけでハロウィーンの認知度が高まったと言われていますが、沖縄は戦後、基地の外にもアメリカ人が多く住んでいたこともあり、実は数十年前から本場のハロウィーンが行われていました。
特に沖縄本島中部の北谷町や嘉手納町など外人住宅が集まる地域では、ハロウィーンの時には近所の子供たちが集まって外人住宅を回り、「トリックオアトリート」と伝えてお菓子を貰う文化が根付いていました。