サポーターはのべ5万人!「瀬戸芸」がきっかけで移住した人も

芸術祭を支えるこえび隊です。

(ボランティアサポーター)
「各国人それぞれ考えもあるけれど一つになります。芸術祭ではそういう魅力に私は入り込んでしまった」

携わったサポーターはのべおよそ5万人です。15年、様々な人をつないできました。

(ボランティアサポーター)
「関西出身で瀬戸芸をきっかけにして高松に移住した。香川に出会えたのは瀬戸芸がきっかけ」

瀬戸内の島々と沿岸部を舞台に3会期・107日間でおよそ100万人が訪れる日本を代表する芸術祭です。式典で、福武総合プロデューサーは芸術祭への願いをにじませました。

(福武總一郎 総合プロデューサー)
「毎回申しておりますが、瀬戸芸開催の意図は過疎の瀬戸内の島々をアートの力で元気にしたいということです」

それはある種の憤り。

(福武總一郎 総合プロデューサー)
「直島は製錬所ではげ山だった。豊島も産業廃棄物の不法投棄。大島はハンセン病の島だった。非常に悲惨な風景を見て、だんだん構想も固まってきた。ある種の憤りというか、アートの持つ潜在的な力に僕は賭けてみたいと思ったんでしょう」

初開催を前に、アーティストに訴えました。

(福武總一郎 総合プロデューサー)
「よい場所に来ないと幸せになれない。よい場所ってどんな場所かと言えば、お年寄りの笑顔のよい場所。現代美術によって、お年寄りが、過疎が元気になる。それをぜひ、みなさんとともに日本じゃない、世界に見せつけたい」