現在開催中の瀬戸内国際芸術祭2025の春会期は今月25日までです。2010年に始まり、今年で6回目。RSKイブニングニュースでは、芸術祭と島々の今をシリーズでお伝えします。

1回目は、春会期の模様、そして、芸術祭に込められた思いです。

それぞれの島に住む人々と編んだ網をつなぎあわせ作品に…

4月、開幕を控え、港に芸術祭を象徴する作品が登場しました。

(アーティスト 五十嵐靖晃さん)
「編んでいる間は、島の話、海の話、世間話も出てきて、たまに静かになって黙々と編み針と糸が擦れる音が聞こえる瞬間もあって」

それぞれの島に住む人々と編んだ網を一つにつなぎ合わせます。

(島の人)
「上手やないか。雇おうか(漁師に)」

(五十嵐さん)
「僕、魚とったことがない」

(島の人)
「ほんまか」

空に網が掲げられるとしばらくして日の光が差し込みました。