「むつ総合病院」(青森県)の耐震改修工事が可能かなどを探る調査事業の入札について、期限の5月16日までに参加する事業者がおらず、不調に終わったことがわかりました。

むつ総合病院は、資材費の高騰などを理由に2025年3月、新しい病棟の建設計画が白紙撤回されています。

病院を管理する下北医療センターは4月、約1970万円の補正予算を可決し、耐震改修を行って建物の長寿命化が可能かを調べる業務の公告を行っていました。

むつ総合病院によりますと、入札期限の5月16日までに事業者からの申請がなく、不調に終わったということです。

下北医療センター管理者 山本知也 むつ市長
「不調になった理由を事業者に確認して、どう発注したら耐震改修の調査をしてもらえるのか、現状把握をしたいと考えています」

むつ総合病院では、不調に終わった原因について検証を行った上で、改めて入札の公告を目指したいとしています。