TSMCを始めとした半導体関連企業の進出を受け、熊本県が新たに取り組む「熊本セミコン特定公共下水事業」について、19日夜に菊陽町で住民説明会が開かれました。
この事業は、菊陽町と合志市にまたがるセミコンテクノパークに建設中の、JASM第二工場とソニー新工場の排水を処理する施設と、それに伴う下水道を、県が整備するものです。

半導体関連企業が集積することで、既存の処理施設では対応できないため、新たに、工場からの下水道4.2kmと約11.5haの処理施設、また白川へ放水するための下水道7.3kmの整備が予定されていて、今後、本格的な用地交渉、測量などが始まる見込みです。
説明会では、県が、事業概要の他、都市計画法の建築制限や、土地・建物の売買手続きなどについて説明しました。

一方、参加した地域住民からは、地下水の汚染に繋がらないか、工事で交通渋滞が悪化しないか、と懸念する声があがりました。
県は地域住民の意見を聞き、今後の調査、設計に生かしていきたいとしています。
住民説明会は20日は合志市で、21日は熊本市で開かれます。














