高知県芸西村と高知県内の建設会社の連携で建てられた宿泊施設を、全国の建設会社が視察しました。「企画・提案型」で自治体のニーズにこたえる事例です。

芸西村の宿泊施設「ナミテラス芸西」で行われたのは企画・提案型の事業に取り組む全国の建設会社の集まり、「新・建設業地方創生研究会」の施設見学会です。研究会では全国各地の「企画・提案型」の事例を共有しようと年に6回ほど見学会を行っていて、今回は、和建設が取り組んだ芸西村との連携事業が対象となりました。「ナミテラス芸西」は芸西村が、村と関わりを持つ人を増やしたいとふるさと納税を活用して資金を集めた一棟貸しのホテルで、和建設が企画・提案しました。

(芸西村企画振興課 岡村公順 課長補佐)
「ふるさと納税の理念に『地域活性化』があって(宿泊施設をきっかけに)関係人口や交流人口が増えてくれれば(芸西村が)持続可能になっていくのでは」

芸西村との連携以外に和建設は仁淀川町と「協働の森パートナーズ協定」も結んでいて、タイのバンコクに仁淀川町産の木材のみを使った、すし店の建設を計画しています。

(仁淀川町農林課 奥田誠 課長)
「仁淀川町は人口がどんどん減っている中で、林業従事者だけは増えている。これから先は(町産木材の)出口がすごく大事で、その出口をどんどん広げていってもらえたら林業は盛んになってくると思っている」

和建設は引き続き、各自治体との連携を深めていきたい考えです。